8ヶ月になる孫を預かるんだけど、何を用意したらいいの?
ハイハイ上手になったり、離乳食も本格的になってきてるらしいんだけど、まだ大人と同じものは食べられないみたい。
どんな物を食べさせたらいいの・・・?何を用意すればいい??
以前に、新生児の赤ちゃんを想定した「孫をお預りする時に用意しておくモノ」という記事を書いたのですが、今読み返してみると、子どもの成長と共に、必要なものは変わっていきますね!
今回は、ハイハイやつかまり立ちが上手になり、離乳食が始まった孫を預かる時期に必要な、ミルクや離乳食についてまとめてみました。
このような状況を想定しています。
【想定している環境】
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- 一泊二日で、ジジババ宅でお預り
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- お預りの頻度は週に1回程度
- 子どもの月齢は6ヶ月~1歳未満くらい
発育状態は子どもによってずいぶん違うので、月齢については、あくまでも目安です。
成長段階で言うと、こんなイメージ。
【想定している子どもの成長段階】
- ハイハイも上手になり、動きが活発になってきた
- 離乳食が始まって軌道にのってきた(中期以降)
我が家では孫をお預かりするにあたって、こんなことを考えながらパパママ夫婦を応援しています。
- 平成の育児常識を令和ファミリーに押し付けない
- 育児の方針はパパママに従う
- 孫ファーストにはならないようにする
離乳食期、ハイハイ・つかまり立ち期に、新たに準備するもの
孫のつっちゃんは今11ヶ月ですが、振り返ってみると、孫守の対応が大きく変わったのは、やはり「つかまり立ちが上手になったり、ハイハイが早くなった」り、「離乳食も2回食が定着して本格的になった」、7~9ヶ月頃だったかなぁと思います。
これまでもお預りしていたけど、7~9ヶ月頃になって新たに準備したり、これまでのものと入れ替えたりしたものがこちら。
【新たに準備したもの】
前編の【衣・住】について
- 下着は、ボディスーツ(ロンパース)を3枚程度
- 服は、2組程度購入
- オムツは、できればパンツタイプを5枚以上
- ベビーバスチェアを購入(お風呂用、離乳食用に)
- (オマケ)机の角などにはクッション材を貼る(モノではありませんが)
後編の【食】について
- 大きな哺乳瓶(必要に応じて)
- 離乳食(とうもろこし、かぼちゃフレーク)
- 食器(直径10cm、深さ4cmくらいの器を3つくらい、幼児用普通のコップ、ストロー練習用のコップ、食べさせる用のスプーン1本)
- 離乳食用のミニすり鉢、裏ごし器
- お食事用エプロン
今回は後編として、このうちの「食」についてご紹介したいと思います。
前編の「衣」「住」については、こちらをどうぞ。
また、「新生児期」のお預りに必要なモノについては、以前のこちらの記事をご覧いただけると、嬉しいです。
授乳(ミルク・母乳)に必要なもの
200~250㏄のプラスチック製の哺乳瓶に買い替える!?
結論から言うと、既に小さいものがあるのなら、週一のお泊りであれば買い替えなくてもいいかなと思います。
我が家の場合は、新生児期に用意したのが160㏄のものだったのですが、
- 飲む量が最大で150㏄くらいから増えず、そのまま離乳食時期に突入した
- 最初は母乳を飲ませ(保存袋の都合もあってだいたい150㏄)、足りなければミルクを追加するというスタンスだった
こともあり、新生児期に用意した160㏄の哺乳瓶のままで済ませました。
おススメは、新生児期に購入する際に大きめのものを買っておくことですね。
哺乳瓶のサイズは大きく2種類あって、新生児期用の120~150㏄のものと、200~240㏄程度のものがあります。
たまにしか使わないのであれば、我が家のように途中で追加するスタイルでも、イケる、かもしれません(笑)。
すでに哺乳瓶があるのであれば、その子のミルクを飲む量に合わせて用意すれば、十分かと思います。
もし、今の時期に購入するなら、200㏄以上のものを購入しましょう。
その場合、哺乳瓶のメーカーやサイズは、ママが使っているのと同じものを使うのが間違いないと思います。
特に、乳首の形やカットについては、かなり飲み心地が違うようですので、お預り時に赤ちゃんに余計なストレスを与えないためにも、乳首は同じものを用意するのが無難です。
そして、同じ乳首を用意しようとすると、必然的に哺乳瓶も乳首と同じメーカーのものになります。
1日に必要なミルク(粉)は、150~200gくらいです
ミルクを飲む量や回数については、個人差はもちろんですが、離乳食の進み具合によってずいぶん開きがあります。
これは我が家の場合です。
【必要なミルクの量(我が家調べ)】
- 離乳食開始前(生後4~5ヶ月頃)⇒ミルク5~6回
- 離乳食準備期(5ヶ月頃)⇒重湯などの離乳食&ミルク×1回+ミルク×4~5回
- 離乳食初期(5~6ヶ月頃)⇒離乳食&ミルク×1回+ミルク×4回
- 離乳食中期(7~8ヶ月頃)⇒離乳食&ミルク×2回、ミルク×3回
※1回に飲む量の目安・・・200㏄~240㏄
ミルクが主食なので当たり前ですが、思った以上に、飲みますね・・・(汗)
また、これまで冷凍母乳を準備していたママも、搾乳できる量が減ってくることもあるかもしれません。
その場合は粉ミルクを買って備えることになります。
粉ミルクは、粉の大缶、粉の小缶、携帯用の小分けタイプ、キューブとあります。
離乳食初期の赤ちゃんであれば、これくらいもつよ、という目安を計算してみました。
【1日5回、1回に200㏄飲む場合に何日もつか、の計算例】
- 800gの大缶⇒約30回分⇒約6日分
- 300gの小缶⇒約11回分⇒約1.8日分
- 13g×10本入り携帯用スティック⇒5回分⇒約1日分
- 27g×16袋入りキューブ⇒16回分⇒約3.2日分
粉ミルクのスプーン1杯はだいたい26gくらいと言われていますので、それで計算しています。
ちなみに週一のお預りだったら、私のおススメは断然、キューブタイプです。
「計量の手間」、「粉がこぼれるストレス」、「使い終わったスプーンどこに置く問題」、が解消されます。
「お高いんでしょ?」と思われるかもですが、計算したところ200㏄のミルクを作るのに、約2円くらいしか違いませんでした。
粉ミルクは、メーカーによっても、また缶のサイズや形状によっても量や価格が違うので、コスパの計算がしにくいですよね!?
ミルクのコスパについては、改めて別記事にまとめたいと思います。
粉ミルクは、1ヶ月で飲み切ることが推奨されています。
その子の飲む量と回数を考えて、ふさわしいタイプを探してみて下さいね。
離乳食が始まると・・・!?
離乳食の初期は1日1回、中期は2回、後期は3回!
これまでと大きく違うのが、離乳食です。
離乳食の食べ方は、こんな感じです。
- 離乳食準備期(4ヶ月頃)⇒重湯などを1回
- 離乳食初期(5~6ヶ月頃)⇒1回
- 離乳食中期(7~8ヶ月頃)⇒2回
- 離乳食後期(9~11ヶ月頃)⇒3回
ミルクだけで良かった時は、楽だったなーなんて思ったりするのは内緒です(笑)
ただ、離乳食の準備期に関しては、あくまでも慣れることが目的なので、お預りの日くらいはパスしてもいいのかなーと思います。
(もちろん、毎日同じペースで与えた方がいいのは言うまでもありませんが・・・)
離乳食が始まってからのお泊りでは、ジジババ宅で作る場合と、ママが準備したものを持ってくる場合とがあると思います。
離乳食をジジババ宅で準備する場合
ジジババ宅で作る場合の注意点です。
- ママの離乳食の進め具合を聞いて
- 食べたことのあるものを与える
- (できれば)普段と同じくらいの量を、同じくらいのタイミングで与える
あんまり、細かいことにこだわっても大変なので、私が意識しているのは、「全体の量」と「やわらかさ、大きさ」くらいです。
おかゆを準備したら、あとは「赤ちゃんが食べたことのある食材」で、できるだけ「味付け前の料理を取り分け」して、「適切なやわらかさ、大きさ」にしたらOKです。
#1:離乳食初期(5~6ヶ月)
離乳食初期だと、ミルク以外のものに慣れることが大切なので、栄養を考えるよりも、まずはおかゆに慣れることですね。
おかゆにはいろんな作り方がありますが、大人のご飯を炊く時に、耐熱皿で炊飯器に一緒に入れて炊くのがおススメです。
離乳食初期のおかゆは、トロトロの10倍がゆです。
【離乳食初期に食べる量】
- 10倍がゆ:大さじ2杯くらい(米1:水10で炊く)
- 野 菜 :大さじ1杯くらい
- タンパク質:大さじ1杯弱
#2:離乳食中期(7~8ヶ月頃)
豆腐と同じくらい、舌でつぶせるかたさが目安です。
【離乳食中期に食べる量】
- 7倍がゆ :カップ2/5くらい・・・(米1:水7で炊く)
- 野菜や果物:大さじ3杯くらい
- タンパク質:大さじ3杯くらい
#3:離乳食後期(9~11ヶ月頃)の量の目安
バナナと同じくらい、歯ぐきでつぶせるかたさが目安です。
【離乳食後期に食べる量】
- 5倍がゆ :カップ半分弱・・・(米1:水5で炊く)
- 野菜や果物:大さじ4杯くらい
- タンパク質:大さじ4杯くらい
離乳食の月齢別の食材のかたさや1回あたりの量の目安については、こちらのサイトを参考にさせていただきました。
わかりやすいので、おススメです。
離乳食をママが持ち込みする場合
とはいえ、やはりママに持ち込んでもらうのがベストです。
なぜなら、以前と違って最近はアレルギーの子も増えているし、平成のママ(私たちの事です笑)よりすっごく意識が高い・・・(汗)
特にママが実の娘ではなく、息子のヨメ、とかであれば、少なくとも中期くらいまでの間は、持ち込んでもらうのがいいと思います。
お粥はジジババ宅で準備するとしても、野菜、タンパク質は持ち込んでもらうと安心ですね。
まだ食べたことのない食材などを与えて、アレルギーを起こしたりしては大変なので・・・
その他の注意点としては、味見の時などに、大人の口に入れたスプーンを使わないで下さいね。
私たちが子どもの頃は、大人の箸で子どもにご飯を食べさせるのは普通にありましたが、大人の虫歯菌が赤ちゃんに移ってしまうそうです。
令和のパパママ世代では常識となっていますから、気をつけましょう。
上の写真は、つっちゃんママが我が家に持ってきた作りおき離乳食と、お品書き(別々の時のもの)です。
毎回、あんまり代わり映えしないもの食べてますね(笑)
野菜のフレークは常備しておくのがおススメ!
とうもろこしや、かぼちゃなどの野菜のフレークは、常備しておくのがおススメです。
ジジババ宅で作るにせよ、ママの持ち込みにせよ、これはあったら便利だと思います。
入れると甘味が出るので、離乳食が進みやすいです。
また、食べさせられる手頃なお野菜がない時や、ボリューム感が足りない時に、離乳食が進んでいっても重宝します。
ただし、市販のおだしや、コンソメの素は、少し離乳食に慣れてからの方がいいかな、思います。
離乳食に必要な食器は3枚と、コップが1つ!
食器も悩みますね。
我が家の場合、食器を3つと、コップ1つ(プラス、ストロー練習用にもう一つ)、を使い回しています。
【用意した食器類】
- 直径10cm、深さ4cmくらいの器を2つ
- 同じくらいのサイズで、中が2つに分かれている器を1つ
- 持ち手付のコップ
- コンビのコップ
- フィーディング(食べさせる用の)スプーン1本
ちなみに、1から3は百均で購入しました。
今のところ、これで充分使えています。
離乳食完了期になって自分で食べるようになってくると、必要な食器が変わってくるかと思いますが、離乳食後期まではこの食器で充分なようです。
5のフィーディングスプーンについては、歯が生え始めてくると、スプーンをガシガシ噛んでしまうので、傷だらけになったら交換するなど、注意をした方がいいかもしれません。
ちなみに、後期くらいまではまだ自分で食べることはないので、大人が食べさせるタイプのスプーンの準備で充分です。
調理器具は、ミニすり鉢と裏ごし器があれば○!
あった方がいいのは、すり鉢&すりこ木と、裏ごし器です。
これらの調理器具は、フードプロセッサーや、ブレンダーなどを日常的に使っている人には不要だと思います。
私の場合、フードプロセッサーはあるけどあまり使っていません。
少量の離乳食のために出すのは面倒なので、すり鉢と裏ごし器を百均で購入しました。
お食事関連グッズ
お食事用の椅子は必須です!!
お食事用に、テーブルかシートベルトがついた椅子が必要です。
スプーンを持った手にもたれかかってきたり、前に乗り出したりするので、ガードになるテーブル付き、又はシートベルトがないと、食べさせづらいです。
椅子といっても、いろんな選択肢があると思いますが・・・、我が家では実はベビーバスチェアを使い回しています。
【お風呂用のベビーチェアの使い回しがいいところ】
- お風呂用と兼用なので、場所をとらない
- 汚れても洗える(ビニール製なので)
- 股の部分のポールのおかげで、ベルトはなくても食事中に子どもが出てこない
ただ、欠点もありまして…テーブルがつけられないところです(汗)
離乳食後期になり、自分で食べるようになってテーブルが必要になるまでは、おススメです。
食事用エプロン1枚
お食事用エプロンも必須です。
特に準備期から初期くらいの時期は、上手に飲み込めなかったり、スプーンを手で叩き落としたり、予想外の事が多々起こるので、防水のできるエプロンがいいですね。
我が家の場合、最初は百均のビニール製のエプロンを使おうとしましたが、ビニールエプロンのシャカシャカする音が気になるようで、ダメでした。
その後、スリーコインズ(300円均一)のシリコン製のエプロン(シリコンビブ)という製品に替えて、うまく使えています。
まとめ
離乳食中期、つかまり立ち・ハイハイ期の孫を、ジジババ宅で週末にお預りする場合に必要なものを、ミルクや離乳食を中心にまとめてみました。
離乳食が始まってみると、ミルクだけの時は楽だったなー、と思います。
ですが、つっちゃんは割とよく食べてくれるので、その点は楽です。
みんなで、同じものを食べられると楽しいだろうな、と楽しみにしています。
子どもの笑顔には、パワーがあります。
無理のない範囲で、楽しく、できるサポートをしていきたいなと思っています。
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