【孫育】雛人形は誰が買うべき!?ママの実家?パパの実家?自分達で?

雛人形誰が買うアイキャッチ イベント

孫の雛人形って誰が買うものなの?

そろそろ用意する時期だけど、私が買ってもいいのかしら?

みんなはどうしてるの?

つっちゃん婆ちゃんです。

初孫の女の子「つっちゃん」が4ヶ月後に初節句を迎えるのですが、「お雛様、買うのかな?だとしたら誰が買うのかな?」と、思いました。

娘に聞くと、「え?買ってくれないの?」と(笑)。

(地方在住の我が家のこの会話を翻訳すると「買ってくれるのよね?」ということを意味します。)

平成生まれの我が娘は、特に何の疑問もなくお母さん買ってくれるのよね?と思っていたようですが、50年も生きている私は、娘オットの実家とのバランスが心配になりました。

そもそも、雛人形は誰が買うべきものか、世間の常識?はどうなのか、今どきはどう考えられているのかを調べてみたいと思います。

孫の雛人形は誰が買う!?

アイキャッチ 雛人形

結論から言うと、誰が買っても構いません

以前はママの実家が買うというのが定説だったようですが、今では、「誰が買うか」よりもパパとママ、そしてパパママそれぞれの実家とが、お互いに納得する形を選ぶことが大切と考えられています。

とは言っても、親族とのお付き合いとかもありますよね!?

新婚早々のパパママが初節句を初体験であるのはもちろんですが、ジジババにとっても、祖父母としての立場は初めての経験です。

周りから「本当はこうするべき!」なんてことを言われる可能性もあるので、「以前はこうだった」というのを知っておきましょう。

雛人形は誰が買うか問題、昔と今!

雛人形にらみ合い

まずは「誰が買うか問題」について、そもそも世間の人がどういう認識でいるのか、というところを押さえておく必要はあるかと思います。

【昔の常識】ママの実家が雛人形を用意!?

昔の日本では、結婚の時にはパパの実家が結納金を、ママの実家が嫁入り道具を用意するのが一般的でした。

そのため、お宮参りの晴れ着や雛人形、鯉のぼりや旗、はま弓(羽子板)など、子どもの成長を祈る品は嫁入り道具として、女性側の実家が結婚前に揃えて、婚姻時に持たせるのが習わしだったんです。

イメージ的には戦前?くらいでしょうか。

「結婚=パパ側の家庭で同居」するのが一般的だった時代です。

当時は、ママの両親は娘に会いにくかったでしょうし、もちろん孫と会える機会も限られます。

そこで孫と会う口実として、ママの親は祝い事の度にお祝いの品を持って孫の顔を見に行っていたわけですね。

こういった流れから、雛人形や鯉のぼりなどの節句の品は女親が用意する、という習わしになっていったと考えられます。

昔、上流家庭の姫が結婚する時は、婚礼家具のミニチュアである「雛道具」を、嫁入り道具と同じだけ作っていました。そして、「これだけの嫁入り道具を輿入れ(こしいれ)に持っていきます」と嫁ぎ先へ届ける習わしがあり、この雛道具が庶民に伝わったものが、雛段飾りとなったそうですよ~。

【今の常識】「誰が買う」という決まりはない

ここまで聞くと、今はそうじゃないよね?と思いますよね。

その通りで、昭和40年代くらいから核家族化も進んでいて、同居の家庭の方が少なくなっています。

現在ではどちらかというとママの実家の方が、娘夫婦の新居に出入りしやすい雰囲気になっています。

そうなると、昔の「ママの祖父母は孫に会いにくい」という昔の常識はあてはまらなくなっています。

つまり、ママの実家が雛人形を買って届けるという必然性もないということになります。

しかも、時代の変化(家が狭い、ママの好みが強く反映される)によって、雛人形の準備に対する考え方は変わりつつあります。

結論として現在では、「ママ側の実家が雛人形を用意する」という考え方も一部に残っているものの、こうしなければならないという決まりはなくなっていると言えます。

両家仲良くお祝いできるのが一番です。

ママの実家が用意するという昔の風習は理解しつつ、しきたりにとらわれずに、家族で相談して決めるのが良いようです。

雛人形は誰が買うの!?の5つのケース

雛人形誰が買う

上記の考えを踏まえた上で、「誰が」雛人形を買うのか、についていくつかのケースに整理してみました。

①どちらかのジジババが買うケース

まずは、昔ながらの風習に乗っかって、ママの実家で用意するというのが考えられます。

代々おばあちゃんから買ってもらっているというご家庭もあり、この場合はママ側のおばあちゃんからの贈り物というわけですね。

また最近ではパパ側の実家が用意する家庭もあるようです。

出産後1ヶ月ほどはママと子ども達がママ側の実家で面倒を見ている家庭も多いですし、その後もママとママ側実家との繋がりが強くなっています。

ママの実家が日常生活やチョコとチョコとした経済的な援助をしている家庭も多いですよね!?

そのため、雛人形などのように大きな出費を伴うものについては、せめてうちで、と考えるパパ側実家の気持もあるようです。

ただ、パパの実家、ママの実家、どちらが買ってあげる場合でも、どちらか一方が雛人形を用意する場合、相手側の気持として、うちでも形に残るお祝いをしたかった、という感情が残る場合もあります。

そのような場合は、雛人形の用意をしなかった方に、名前旗を贈ってもらう、御祝い膳を用意してもらう、などの役割分担をするのもよいですね!?

②イベントに応じてパパ側、ママ側の実家に分けるケース

どちらか一方だけに買ってもらうのは気まずい場合は、ママ側からは雛人形を、パパ側からは子どもの日用に市松人形を買ってもらうなど、イベントに応じてパパ側、ママ側を分けるのもありです。

ただこの場合も、考え方はいろいろなので、相手の希望を聞くのが大事です。

③両方のジジババからお祝い金をもらってパパママが買うケース

どちらか一方が買ってあげるとバランスを崩したり、相手側の実家の気持ちをおざなりにしてしまう可能性もあります。

その場合、両方のジジババがお祝いとしてお金を渡し、そのお金でパパママが雛人形を買うという方法もあります。

パパママとしては一番欲しい雛人形を買えるし、両方のジジババのバランスを崩すこともなくなりますね。

また、初節句のお祝いの席を設けることも減ってきていて、ジジババが実際の雛人形を見る機会がないケースもありますから、シンプルに初節句を終えたい方にはこの方法がいいかもしれません。

④地域の風習に従うケース

そうは言っても、両家の実家のある地方によっては、いろいろな風習がある場合があります。

「雛人形はママの実家」が、「五月人形はパパ側の実家が」用意するしきたりがある地域もありますし、「先祖代々の雛人形を受け継いでいく」という地域もあります。

まず最初に、お相手の地域や家風などの風習を確認することも必要です。

⑤パパママが自分達で買うケース

昭和~平成の初期にかけては、雛人形と言えば十五人揃いの大きな七段飾りが主流でしたが、現在は住宅事情などもあるので「コンパクト」「インテリアとしてかわいいお雛様」というママ目線のニーズも増えてきました。

そのため、両親に頼らずパパママ夫婦でお金を出して、自分たちで購入するケースも増えています。

そちらの方がパパママとしても、両家のバランスを考えたり、お金を出してくれる人の好みを考えて人形選びをしたりする必要もなくなる、という考え方ですね。

また、ジジババの立場からしても、「雛人形を買ってやるほど、そんなにたくさんのお金は出せない」「自分たちのことは自分たちでやりなさい」という考え方もあります。

初節句が近づいて来たら、「もうすぐ初節句だけど雛人形どうするの?」と尋ね、「飾る場所も少ないなら、自分達で買った方がいいんじゃない?」など自分達で買う方向にもっていってもいいかもしれませんね。

雛人形は、誰が買うべき?のまとめ

雛人形は「誰が買うべきか」について、習わしの起源などにさかのぼって確認してみました。

初節句は子どもの健やかな成長を願って祝うもの。

子どもの親であるパパママや、お相手実家のジジババ、みんなの気持ちが行き違って、せっかくのお祝いを台無しにしてしまっては、意味がありません。

パパママを通して、お相手のジジババとも希望をしっかり伝えあい、お祝いを盛り上げていきたいですね。

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